「ちゃんと教えたんやけどな」
部下がミスをするたびに、うちの部長はそう言います。
最初は私も、
「この部署の部下たちは仕事ができないな」
と思っていました。
実際、同じミスを繰り返し、周囲からもお荷物扱いされていました。
しかし、その部署の課長になって中から見てみると、違和感を覚えたのです。
部長は部下に仕事を教える時、口頭で説明するだけ。
実際にやって見せることはほとんどありません。
そして部下が失敗すると、
「ちゃんと説明したんやけどな」
「あいつら全然あかんわ」
と毎回部下の責任にします。
1回や2回ならまだ分かります。
でもそれが何十回も続いている。
私は次第に、
「本当に悪いのは部下だけなんだろうか」
と思うようになりました。
今回は、部下が育たない原因をすべて部下のせいにする部長と、その結果起きた現実について書きます。
部下が育たない部署には共通点があった
その部長は仕事を教えるとき、ほぼ口頭説明だけです。
実際にやって見せることはほとんどありません。
現場仕事では、
- 作業の流れ
- 注意点
- コツ
などは実際に見ないと伝わらないことも多いです。
しかし、
「説明したから大丈夫やろ」
で終わってしまいます。
その結果、部下は理解が不十分なまま作業に入り、ミスを繰り返します。
失敗すると毎回同じ言葉
部下が失敗すると部長は決まってこう言います。
「ちゃんと説明したんやけどな」
「あいつら全然あかんわ」
正直、最初の数回ならそういうこともあると思います。
しかし同じことが何十回も続いています。
何十回も同じ結果になるなら、
部下だけでなく教える側にも問題があるはずです。
それでも改善しようとはせず、
毎回部下の責任にして終わりです。
部下が育たないのは部下だけの責任ではない
もちろん本人のやる気や能力も大切です。
しかし、
- 教え方が悪い
- 手順が整理されていない
- 教育方法が属人化している
こうした問題があれば誰でも失敗します。
実際に私は課長としてその部署を見るようになり、
「このままでは何年経っても変わらない」
と感じました。
私が最初にやったこと
そこで私は作業手順書を作り始めました。
誰が見ても同じように作業できるよう、
- 作業手順
- 注意点
- ミスしやすいポイント
を文書化しました。
特別なことではありません。
本来ならもっと早く整備されていてもおかしくない内容です。
しかし今まではほとんど存在していませんでした。
責任を取らない上司の末路
現在、その部長に仕事のやり方を聞く人はほとんどいません。
理由は単純です。
みんな、
「聞いても解決しない」
と思っているからです。
役職は部長でも、
信頼は失われています。
人は肩書きでは動きません。
日々の行動や姿勢で信頼を積み重ねていきます。
部下が育たない原因をすべて部下のせいにする上司は、最終的に誰からも頼られなくなります。
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まとめ
部下が育たない職場では、
部下だけに原因があるとは限りません。
何十回も同じミスが起きるなら、
- 教え方
- 教育体制
- 作業手順
を見直す必要があります。
私自身、課長としてその部署を任された今、少しでも状況を改善できるよう試行錯誤しています。
部下を責めるだけでは何も変わりません。
本当に必要なのは、部下が成長できる環境を作ることだと感じています。









