課長になっても社長には逆らえなかった
課長になる前は、
「管理職になれば少しは働きやすくなる」
と思っていました。
ですが現実は違いました。
課長になって増えたのは権限ではなく責任でした。
上からは社長の無茶な指示。
下からは部下の不満や相談。
その板挟みになりながら、毎日仕事を回していました。
今振り返ると、一番つらかったのは仕事量よりも社長の存在だったかもしれません。
社長の一言で休日が消えた
うちの会社は土日休みです。
ですが実際には違いました。
土曜日はほぼ出勤。
忙しい時期になると日曜日も出勤。
ひどい月は日曜日に2回出たこともあります。
しかも事前に決まっているわけではありません。
ある日突然、
「管理職なんだから出てこい」
と言われることもありました。
もちろん予定があっても関係ありません。
家族との時間も簡単に消えました。
本当は休みたい。
でも断れる空気ではない。
評価に影響するかもしれない。
そう思うと何も言えませんでした。
気づけば休日なのに仕事のことばかり考えるようになっていました。
課長になって違和感を覚えたこと
課長になって驚いたことがあります。
それは休憩の取り方まで口を出されたことです。
社長から、
「休憩は部署の人間と一緒にしろ」
と言われました。
正直、
「そこまで管理されるんか」
と思いました。
休憩時間くらい自由に取らせてほしい。
そう思いましたが、逆らえる雰囲気ではありません。
こういう小さな積み重ねが、少しずつストレスになっていきました。
課長なのに残業代は出なかった
課長になった途端、残業代はなくなりました。
ですが仕事量は増えました。
クレーム対応。
部下のフォロー。
人事評価。
現場対応。
気づけば毎日遅くまで会社に残る生活です。
以前より働いているのに手当は減る。
正直、
「何のために課長になったんやろ」
と思うこともありました。
課長がきついと感じた理由については、こちらの記事でも詳しく書いています。
一番しんどかったのは部下を守れないことだった
自分が怒られるだけならまだ耐えられました。
本当にしんどかったのは部下を守れないことです。
社長は仕事を取るだけ取ってきます。
ですが、
人が足りるのか。
納期は守れるのか。
現場は回るのか。
そういった部分はあまり考えていないように見えました。
結果として負担は現場に集中します。
当然、部下から不満が出ます。
ですが課長である自分に会社の方針を変える力はありません。
上からは数字を求められる。
下からは改善を求められる。
この板挟みが本当にきつかったです。
人事評価にも違和感があった
課長になると人事評価を書く立場になります。
本来であれば現場を見ている課長が評価するべきだと思います。
ですが実際には社長の意向が入ることもありました。
私は何度も、
「この評価は違うんじゃないか」
と思ったことがあります。
それでも最終的に決めるのは社長です。
部下の頑張りを正しく評価できない。
その状況はかなり苦しかったです。
気づけば感覚が麻痺していた
最初は違和感がありました。
休日出勤もおかしい。
強制的な飲み会もおかしい。
無理な仕事の取り方もおかしい。
ですが毎日続くと慣れてしまいます。
気づけば、
「どこの会社もこんなもんやろ」
と思うようになっていました。
今振り返ると完全に感覚が麻痺していました。
ワンマン社長の特徴については、こちらの記事でも詳しく書いています。
社長の顔色ばかり見る上司もいた
さらにしんどかったのが、社長に逆らわない上司の存在です。
現場のことよりも社長の機嫌を優先する。
部下の声よりも社長の意見を優先する。
そんな人もいました。
正直、
「現場を見てくれ」
と思うことは何度もありました。
社長にゴマする上司については、こちらの記事で詳しく書いています。
我慢し続けると本当に危ない
長く会社にいると、
「自分が我慢すればいい」
と思うようになります。
私もそうでした。
ですがこれは危険です。
会社は変わらない。
社長も変わらない。
変わるのは自分の心と体だけです。
実際に私は、
休日でも仕事のことを考える。
夜眠れない。
常にイライラする。
そんな状態になっていました。
今思えば限界が近かったと思います。
私が救われたのは「他にも会社がある」と知ったこと
正直、いきなり転職したわけではありません。
ただ転職サイトを見ました。
それだけです。
でも気持ちはかなり変わりました。
求人を見ているうちに、
「今の会社だけじゃない」
と気づいたからです。
もっと休みが取れる会社もある。
もっと条件が良い会社もある。
その事実を知っただけで気持ちが少し楽になりました。
逃げ道があると思えるだけで、人は楽になります。
限界なら逃げてもいい
課長だから。
責任者だから。
家族がいるから。
そうやって我慢し続ける人は多いと思います。
私もそうでした。
でも自分を壊してまで守る価値がある会社なのかは、一度考えてみてほしいです。
会社は代わりがいます。
ですが自分の人生は一つしかありません。
まとめ
私は課長になってから社長のパワハラや理不尽な指示にかなり苦しみました。
・休日出勤
・突然の呼び出し
・残業代なし
・人事評価への介入
・部下を守れない苦しさ
気づけば休日まで仕事のことを考えるようになっていました。
もし今、
「このままでいいのかな」
と思っているなら、一度だけ外の世界を見てみてください。
転職する必要はありません。
ただ選択肢を知るだけで気持ちはかなり楽になります。

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