「また勝手に仕事を引き受けてきた…」
現場に相談もなく仕事を取ってくる上司に振り回された経験はないでしょうか。
「どうしよう。誰に塗装させたらいいかな?」
その言葉を聞いた瞬間、私は思いました。
「いや、それを考えずに仕事を取ってきたんか?」
これは実際に私の会社で起きた話です。
部長が他部署と勝手に話を進め、塗装の仕事を引き受けてきました。
協力すること自体は悪いことではありません。
ですが、現場への相談もなく話を進め、最後は課長である私に判断を求めてきたのです。
今回は、現場を無視して他部署にいい顔をした結果、社長にまで怒られた部長の話を書きます。
部長は現場に相談せず仕事を持ってきた
ある日、部長は私の部署とは別の部署の主任と話をしていました。
その部署が忙しいことは私も知っています。
だから協力するという考え自体には反対ではありません。
問題は、その話が現場への相談もなく進んでいたことです。
人員は足りるのか。
納期に影響しないのか。
今抱えている仕事はどうするのか。
そういった確認をする前に、仕事だけが決まっていました。
管理職が判断することは必要です。
ですが、現場を知らずに判断することは別の話です。
なぜ毎回こちらが負担を背負うのか
私が今回特に違和感を覚えた理由があります。
もちろん会社なので助け合いは必要です。
ですが、助け合いは一方通行では成立しません。
私たちの部署は何度も応援に行ってきました。
そのたびに自部署の仕事が遅れ、現場の人間は残業しながら何とか対応してきました。
しかし、その部署から応援に来てもらった記憶はほとんどありません。
それなのに今回も、また私たちの部署が負担を背負う前提で話が進められていました。
現場責任者への相談もありません。
人員計画もありません。
私は正直、
「なぜ毎回こちらだけが負担を背負うのだろう」
と思いました。
話を決めた本人が「どうしよう」と聞いてきた
さらに驚いたのはその後です。
部長は私のところへ来てこう言いました。
「どうしよう。誰に塗装させたらいいかな?」
正直、意味が分かりませんでした。
仕事を持ってきたのは部長本人です。
現場へ相談する前に話を進めたのも部長です。
それなのに最後だけ課長へ判断を求めてくる。
私は心の中で、
「それを考えるのが部長の仕事では?」
と思いました。
相談すること自体は悪くありません。
ですが、自分で決めたことの責任まで部下へ預けるのは違うと思います。
このように、自分で決めたことの責任を部下へ押し付ける上司は少なくありません。
詳しくはこちらの記事でも書いています。
他部署にいい顔をする上司は現場を疲弊させる
私は今回の件を見ていて、
「主任にいい顔をしたかっただけではないか」
と感じました。
もちろん本当の理由は本人にしか分かりません。
ですが、現場の負担や状況を確認せず話を進める姿を見ると、そう思われても仕方ないでしょう。
管理職の仕事は好かれることではありません。
現場を守ることです。
時には断ることも必要です。
時には他部署に厳しいことを言わなければならない場面もあります。
それができなければ、負担を背負うのはいつも現場になります。
私は今回の件を見ていて、「相手にいい顔をすること」が目的になっているように感じました。
結局、社長に怒られた
後から聞いた話ですが、部長は社長から今回の件について厳しく注意されたそうです。
私は特に驚きませんでした。
社長はこれまでの経緯を知っています。
私たちの部署が何度も応援へ行っていたこと。
その結果、自部署の仕事が遅れたこと。
そして今回も現場への相談なく話が進められていたこと。
そうした状況を考えれば、怒られるのも当然だったと思います。
問題は仕事を引き受けたことではありません。
現場への確認もなく。
人員計画もなく。
責任の所在も曖昧なまま話を進めたことです。
現場を振り回すのは部長だけではありません。
社長の場当たり的な判断に悩まされるケースについては、こちらの記事でも書いています。
まとめ
現場を無視して仕事を取ってくる上司は少なくありません。
しかし本当に困るのは、決定だけして責任を持たない管理職です。
今回の件で改めて感じたのは、
管理職に必要なのは「いい顔をすること」ではなく、「現場を守ること」だということです。
現場を知らない判断は、現場を苦しめます。
だからこそ、管理職には決断と同じくらい責任を持つ姿勢が求められるのだと思います。
正直なところ、仕事が増えること自体は構いません。
ですが、自分で決めたことの責任まで現場へ押し付けられるのは納得できませんでした。

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