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「課長になれば給料も上がる。」
私もそう思っていました。
しかし現実は、給料が約2万円増えただけで、責任も拘束時間も何倍にも増えました。
この記事では、実際に課長として働いた私が「給料に見合わない」と感じた理由を、実体験をもとにお伝えします。
「課長になれば給料も大きく上がる」と思っていた
課長に昇進したとき、正直なところ少しは報われると思っていました。
責任は増える。
仕事も増える。
その分、給料もそれなりに上がると思っていたのです。
しかし、実際に上がったのは主任時代から約2万円ほどでした。
もちろん2万円が小さいとは言いません。
ただ、その2万円と引き換えに背負う責任を考えると、今でも「割に合わなかった」と感じています。
半年以上、毎日2時間以上のサービス残業
課長になって一番つらかったのは残業です。
私の部署は慢性的な人手不足でした。
それにもかかわらず、部長は現場の状況を考えずに仕事を取ってきます。
当然、仕事は終わりません。
毎日2時間以上の残業が続き、それが半年以上続きました。
しかも管理職なので残業代は付きません。
サービス残業です。
仕事は増える。
利益は残業で減る。
現場は疲弊する。
まさに悪循環でした。
部下は給料が増える。でも私は増えない
皮肉だったのは、部下は残業代が付くことです。
遅くまで働けば、その分だけ給料が増えます。
もちろん部下も大変です。
でも私は同じように遅くまで働いても残業代はありません。
役職手当は付いていますが、それだけです。
「責任は何倍にも増えたのに、給料は2万円しか変わらない。」
そう思ったことは一度や二度ではありません。
時給で考えれば、部下より安いのではないかと感じたこともありました。
私自身、この頃は「このまま課長を続けていいのか」と何度も考えていました。そんなときに考えていたことは、こちらの記事でも書いています。
👉 「課長を続けて数年…このままでいいのか不安になったときに考えたこと」
課長は最後まで帰れない
課長は自分の仕事が終わったから帰れるわけではありません。
部下が全員帰るまで残ります。
戸締まりをして、最終確認をしてようやく帰宅です。
朝8時に出勤し、家に帰るのは夜10時頃。
忙しい時期はそれが当たり前でした。
一番遅かった日は、家に着いたのが夜中の1時。
「この生活をいつまで続けるんだろう。」
そう思いながら車を運転して帰った日を今でも覚えています。
こうした生活が続くと、気づかないうちに孤独を感じるようになります。
👉 課長は孤独と言われる理由|部下にも上司にも本音を話せない現実
日曜日でも気が休まらなかった
休日だからといって完全に仕事を忘れられるわけではありません。
部長から言われていたのは、
「いつでも電話に出られるようにしておけ。」
という一言でした。
日曜日でも電話が鳴るかもしれない。
常に仕事を気にしながら過ごす休日は、本当の意味で休みとは言えませんでした。
ボーナスも増えなかった
課長になればボーナスも増えると思っている人もいるかもしれません。
しかし、私の会社では違いました。
役職手当は毎月の給与には付きます。
でもボーナスには反映されませんでした。
責任は増える。
拘束時間も増える。
それでも賞与はほとんど変わらない。
これも「割に合わない」と感じた理由の一つです。
妻にも心配をかけてしまった
毎日帰宅が遅くなる生活を続けていると、妻からこんなことを言われました。
「体壊すで。」
「休まれへんの?」
心配してくれているのは分かっていました。
でも、休める状況ではありません。
管理職は、自分一人が休めば済む仕事ではないからです。
家族にまで心配をかけている現実に、申し訳ない気持ちになることもありました。
転職も考えた
もちろん転職も考えました。
求人サイトに登録して、管理職向けの求人も見ました。
「もっと条件のいい会社があるかもしれない。」
そう思って探しました。
しかし、当時は今より条件が良さそうな会社が少なく、結局転職には踏み切れませんでした。
今思えば、もっと早く転職エージェントに相談して客観的な意見を聞いていれば、違った選択肢も見えたのかもしれません。
私と同じように課長として働き続けるか悩んでいる人は、こちらの記事も参考になると思います。
👉 課長向け転職エージェントおすすめ|管理職経験を活かしたい人へ
それでも課長をやって良かったと思えたこと
正直、課長になって苦労したことの方が圧倒的に多いです。
それでも一つだけ良かったと思えることがあります。
それは、自分が指導した部下が成長した姿を見られたことです。
最初は何もできなかった部下が、一人で仕事を任されるようになる。
後輩を教える立場になる。
そんな姿を見ると、「頑張ってきてよかった」と思えました。
もちろん、どれだけ教えても成長しない人もいます。
それも現実です。
だからこそ、成長した部下を見る喜びは大きかったのだと思います。
昔の自分に伝えたいこと
もし課長になる前の自分に一言だけ伝えられるなら、こう言います。
「給料だけを見て課長を引き受けるな。」
昇進は嬉しいことです。
でも、給料だけでは見えないものがあります。
責任。
働き方。
拘束時間。
精神的な負担。
それらをすべて理解したうえで引き受けるかどうかを考えてほしい。
私は課長として多くの経験をしました。
後悔ばかりではありません。
しかし、「責任に対して給料が見合っていたか」と聞かれれば、答えはNOです。
もし今、「課長なのに給料が安い」「このまま続けていいのか」と悩んでいるなら、一度外の会社を知るだけでも気持ちは変わります。
私自身も「このまま今の会社で課長を続けていいのか」と何度も悩み、実際に求人を調べたことがあります。
その経験から感じたのは、「今の会社だけがすべてではない」ということでした。
今すぐ転職する必要はありません。
ただ、自分の管理職経験が他社でどのように評価されるのかを知るだけでも、新しい選択肢が見えてきます。
私自身、「もっと早く外の会社を知っていれば、こんなに一人で悩まなかったかもしれない」と今では思っています。
管理職経験を活かせる求人を見てみたい人は、まずはリクルートエージェントで情報収集してみるのも一つの方法です。

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